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愛がある

愛シリーズ。

読んでて疲れると思います

思い出はふりふりと絵の具のように干からびるはずだから
僕の中に広げたまま、待てばいい
これからは、いやらしく思い出を辿らなくてもいい
逃げて流れて細く痩せた岬の先で行き着いて
祈るしかなくて、安心したんだ
見上げた空と同じに
ゆらゆら微睡むけれど
風と太陽にならった雲と同じに、息吹くまま
ゆめゆめ惑わないように
ここでは
愛を予感する新しい光はないのだから
僕を焼く太陽と大地の照りがあるのだよ
ここでは
愛の潔さで洗う新しい風はないのだから
僕を鈍くする潮風と白い霧があるのだよ
僕は祈る
ゆらゆら微睡み
ゆめゆめ惑わず
抱き続けた美しいままの君たちへ
僕の骨が、愛の標になるだろう

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